22021年7月9日科米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、シンガポールで新型コロナウイルスのデルタ株(インド型)の感染が拡大する中、同国のオン・イェクン保健相は7日、シンガポールのワクチン接種データから、中国の製薬企業、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製ワクチンの接種状況に関するものを除外すると発表した。保健相によれば、現在は医学的科学的証拠がないため、デルタ株に対する有効性を観察する必要があるという。(写真はRFAのサイト画面)

 保健相によると、シノバック製のワクチン接種者は、政府が認める感染拡大防止措置の免除対象とならない。米ファイザーやモデルナ製ワクチンの接種者は、最大8人までの会食が認められる。

 シンガポールでは「国家接種計画」に基づき、ファイザーとモデルナのワクチンだけを接種している。しかし、6月初め、民間医療機関によるシノバック製ワクチンの接種を許可した。ただ、米国製の接種者は約370万人に上るのに対し、中国製は1万7296人にとどまっている。

 一方、タイでは保健省が、シノバック製ワクチンを接種済みの医療関係者に対し、ファイザーかモデル製のメッセンジャーRNA(mRNA)系ワクチンを追加接種する計画であることが、流出した内部文書で分かった。タイの当局者は「シノバックのワクチンに効果がないと、認めたに等しい」と語った。


◇参考情報◇
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