22021年7月8日水 中国国家減災委員会弁公室室と応急管理省は、7月の自然災害のリスクについて検討を行い、中国の7大河川流域が全部、増水期に入り、各地で水害の危険性が高まっているとして警戒を呼び掛けた。中国応急管理報が伝えた。(写真は東網のサイト画面)

 同委員会によると、7月は全国で水害のリスクが上昇。内モンゴル南部、華北、長江中下流の江南の北西部、重慶など西南の東部などは、降水量が前年の同期より2~5割増える見通し。黒竜江など東北は例年より増水期入りが早く、アムール川上流では6月に洪水が起きた。7月も河川の水位が高い状態が続く。

 極めて強い対流により、竜巻や落雷、ひょうなどの被害も予想される。中国では1~6月、強い対流を原因とする強風を伴うひょうによる死者と行方不明者が81人に上り、事前災害の犠牲者の52%を占めた。中国で7月は例年、各地で竜巻が多発するほか、農村部では落雷による死者が出ている。

 広東など華南と上海など東南沿海地区では7月、台風が2~3個、上陸する恐れがある。また、西南では例年、7月に土砂災害が多発している。さらに、黒竜江など東北と華南では山林火災の恐れがある。うち黒竜江・大興安嶺地区では例年、7月は落雷による森林火災がしばしば起きている。

◇参考情報◇
南北21河川で警戒水位突破 黒竜江では堤防決壊も
中国国家減災委、増水期入りで南方の水害多発予測