22021年6月11日書 ニュースサイトの中国国家減災委、増水期入りで南方の水害多発予測
" target="_blank" title="">人民資訊によると、甘粛省白銀市・景泰県トップの李作璧党書記(57)が9日午前10時ごろ、マンション11階の自宅から飛び降りて死亡した。自殺とみられる。(写真は東網のサイト画面)

 同県の黄河石林景区では5月22日、クロスカントリー大会(「黄河石林山地マラソン・100キロクロスカントリーレース」)が行われた際、天候の急変で出場者21人が遭難死した。李書記が、事件を苦にして自死した可能性がある。

 事件は全国的に衝撃を与え、国家体育総局は6月2日、マラソンやクロスカントリー大会の主催者に、安全管理の強化を通達。甘粛省都の蘭州市で6月12日に予定されていた、全国運動会(国体)のマラソンが中止になった。

 ただ、事件から1カ月近くたつが、事件の調査結果や関係者の処罰方針などは公表されていない。また、遭難死した21人の家族161人が、事件翌日の23日に白銀市を訪れたが、当局は家族間の接触を制限した。家族は「時間稼ぎをして、死者の火葬を急いだ」として不信感を強めていた。 

 香港メディアの東網によると、李書記は党紀律委員会の事情聴取後にホテルから飛び降りたとの情報がネット上に流れている。事情を知る関係者はネット上で「李書記は事件のプレッシャーに耐え切れなかった。地元政府は、李書記1人に責任を押し付けようとしたのだろう」と指摘した。

★参考情報★
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