22021年6月9日毒 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は7日、カリフォルニア州のローレンス・リバモア国立研究所が2020年5月、新型コロナウイルスの発生源が、中国湖北省武漢市の研究室だとする仮説は「説得力がある」と結論づけていたと報じた。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が伝えた。(写真はVOAのサイト画面)

 米シンクレア・ブロードキャスト・グループも5月3日、ローレンス・リバモア国立研究所の情報部門「Z部」が20年5月にまとめた秘密リポートで、ウイルスが中国の研究室だと結論づけたと伝えた。

 同グループの報道後、バイデン大統領が声明を発表し、新型コロナウイルス発生源の解明に向け追加調査を行い、90日以内に報告するよう情報機関に指示したことを明らかにしている。

 米議会共和党の複数議員は、バイデン政権が秘密リポートの内容を知ってから数カ月もたってようやく、情報機関に調査を指示したことに不満を表明した。

 WSJは5月にも、中国で新型コロナの最初の患者が見つかる前、国の研究機関、中国科学院所属の武漢ウイルス研究所(湖北省武漢市)の研究者3人が、体の不調を訴えて病院で治療を受けたと伝えた。
 米ホワイトハウスは7日、ウイルスの発生源に関する調査を続ける考えを明らかにした上、バイデン大統領が近く欧州訪問をした際、主要7カ国首脳会議(G7サミット)などでこの問題を取り上げるとした。

★参考情報★
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新型コロナ起源は中国研究機関 英情報機関が見方
コロナ流行前に武漢ウイルス研の3人治療 WSJ