ニュースサイトの騰訊網によると、広東省広州市南沙区の新型コロナウイルス対策部門は5日、区内の感染拡大を理由に、同区のロックダウンを宣言し、住民には不要不急の外出自粛を命じた。（写真は東網のサイト画面）

　南沙区政府は、5日午後2時から、バス、地下鉄、長距離バスを運休。高速道路、高速鉄道、港湾の岸壁など南沙区と外部を結ぶルートを閉鎖するとした。しかし6日夜になり、公共交通の規制を緩和し、バスと地下鉄、高速鉄道などの公共交通機関の再開を発表した。

　南沙区政府は、バスなど公共交通機関の運営会社に乗客と乗員の健康管理、「グリーン健康コード」の確認を命じた。南沙区の港湾に出入りするトラックの運転手に対する検疫の徹底を、港湾会社に求めた。

　南沙区政府は6日、区内の集合住宅「南沙街越秀浜海新城」の20棟に対し、封鎖管理を行うことも発表している。　広東省衛生健康委員会の7日の発表によると広州市では茘湾区の2カ所が、新型コロナの感染リスク等級で「高」、茘湾区、番禺区、海珠区、越秀区の８カ所が「中」に指定されている。また、広東省仏山市の３カ所も「中」となっている。

　同委員会の7日の発表によると、同省の新型コロナ感は計2542人（うち地元感染が1490人）。7日午前零時現在、136人が治療を受けている。