22021年6月7日通ニュースサイトの澎湃新聞によると、5日午後4時27分ごろ、安徽省安慶市迎江区の歩行者天国で、男が刃物で通行人に切りつけているとの110番通報があった。まもなく警察官が駆けつけ、市民の協力を得て男を取り押さえた。同市公安局(警察)によれば、6日正午現在、6人が死亡、14人が重軽傷を負った。けが人の1人は重体という。(写真は網易のサイト画面)

 警察によると、男は安慶市懐寧県に住む25歳。家庭内にいざこざがあり、世間を恨んで事件を起こしたと供述している。中国では、社会に対する報復を理由とする無差別殺傷事件が頻発。今回の事件は、5月末の遼寧省大連市、江蘇省南京市に、2週間以内で3件目となる。

 香港メディアの東網によると、現場は安慶市でも最もにぎやかな人民路歩行街(歩行者天国)。ネット情報によると、男が走りながら、長さ30センチの刃物で通行人に次々と切りつけた。目撃者によると、男に特定の目標はいなもようで、笑いながら見境なく襲った。男は数百メートル走ったが、付近に警察官はおらず、誰も制止できなかった。 路上では、切られた被害者が多数、血を流しながら倒れていた。通報からまもなく、警察官多数が急行して男を制圧したが、男は警察の車両に押し込まれるまで、叫び声を上げ続けていたという。

 無差別殺傷事件の続発は、中国社会に大きな衝撃を与えている。南京市では5月29日、秦淮区街路で男が人を車ではねた上、刃物で切りつけ、6人がけがした。大連市では5月22日、中心部中山区で、男が運転する乗用車が横断歩道に突っ込み、歩行者5人が死亡、5人がけがした。容疑者の男2人はどちらも、家族とのトラブルや事業失敗をきっかけに、「社会へ報復」したくなったと供述している。

※出典
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_13019172
https://www.163.com/dy/article/GBOOHEJ30514R9NK.html
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20210606/bkn-20210606132002412-0606_00952_001.html


★参考情報★
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乗用車が横断歩道に突進 歩行者10人死傷 遼寧大連
刃物男に襲われ男女4人けが 母親と口論の腹いせ 成都