四川省成都市の「成都市第四十九中学」で9日、高校2年の林唯麒さんが校舎から転落死し、住民らが真相究明を求めてテモを行った事件で、中国国営新華社は13日、事件は自殺だったとする詳しい説明を伝えた。事件の沈静化を図ったとみられる。台湾中央通信社が13日伝えた。

 林さんの死亡後、母親がSNSで学校側の連絡が遅れたことや、監視カメラの映像を見せないことを批判。警察の公式発表も極めて短く、住民らが死因に疑念を持ち、11日に学校前で説明を求める大規模なデモを行った。ネット上には、林さんが殺害されたとのうわさも流れた。

 新華社が伝えた成都市公安局(警察)の説明では、林さんは転落死前、刃物で左腕を切る動作をするもようが監視カメラに写っていた。また、林さんが使っていたスマートフォンには、友人に投身自殺したいと伝える昨年6月のメッセージが残されていた。新華社はまた、母親への連絡が遅れた原因に関する、学校側の説明も伝えた。

 新華社の報道後、他の政府系メディアも、死亡原因に関する疑問を伝えることをやめ、学校と警察の対応のやり方に対する批判への論調の軸足を移した。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国では最近数カ月間に、学校内で15歳前後の生徒が転落死する事件が少なくとも4件発生。江西省では、死亡した女子生徒の母親が、懸賞金20万元(約340万円)を用意して、真相に関する情報提供を呼び掛けている。

★参考情報★
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