22021年5月10日豪 豪紙・ウィークエンド・オーストラリアンは7日、中国軍の研究者が数年前、急性呼吸器症候群(SARS)コロナウイルスを生物兵器として応用するアイデアを、文書にまとめていたと報じた。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が8日伝えた。(写真はオーストラリアンのサイト画面)

 同紙による、文書は中国軍の研究者と、中国保健当局の高官ら18人が2015年に作成。米国務省が、新型コロナウイルスの発生源について調査していた昨年5月、この文書を入手した。文書はSARSについて「遺伝子兵器の新時代」を予言したものと指摘。「人為的な操作でウイルスを兵器に変え、これまでにない方法で放出する」などと書いていた。 

 同紙の調査報道専門のシャリー・マークソン記者が、今年9月に出版予定の著書「武漢の真相」で、新型コロナの発生源について記述した中で、文書の存在に触れている。 

 英議会下院外交委員会のトマス・タジェンダット委員長と、豪議会情報・安全保障合同委員ジェームズ・パターソン委員長は文書について「新型コロナウイルスの発生源をめぐり、中国の透明性が欠けていることについて、海外の深い懸念を、かきたてることになる」と指摘した。