
G7外相会議の共同声明は、貿易やサイバーセキュリティー、人権などの議題で中国を始めて批判。台湾と東シナ海、南シナ海の情勢にも重大な懸念を表明した。共同声明は、中国を名指ししないものの、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的な解決を求めた。
中国外務省の汪文斌報道官は6日「G7は、事実を挙げないで中国を批判し、中国の内政に公然と手を入れた。中国の主権に対する乱暴な干渉だ」などと述べ、強く反発した。
米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、G7外相会議はこのほか、世界保健機関(WHO)の総会に、台湾がオブザーバーの資格で参加することに支持を表明した。G7が同様の支持を公然と表明したのは初めて。在米の台北経済文化代表処は、ツイッターで、G7の支持に感謝を示した。
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