22021年4月26日苗香港メディアの香港01によると、香港衛生署は24日、新型コロナワクチンを接種した男性(75)が同日、自宅で意識不明で倒れているのが見つかり、その後、死亡したと発表した。男性は15日までの4月9日に、中国の製薬会社・科興控股(シノバック・バイオテック)製ワクチンの2回目の接種を受けた。

 同署によると、男性は高血圧と糖尿病の持病があった。同署は、接種が死亡の原因となった証拠は今のところないとしている。香港で新型コロナワクチン接種後の死者は23人目。うち19人がシノバック製、4人が独ビオンテック製のワクチンを接種していた。

 香港では24日午後にも、女性(58)が自宅で倒れ、病院搬送後に死亡した。10日までにシノバック製ワクチンの2回目の接種を受けた。女性は、高血圧だったほか、肥満だった。

 同署は、いずれの死亡例も、初歩的な検査ではワクチン接種と無関係とみられるものの、専門家委員会の評価後に結論を発表すると説明している。

 台湾中央通信社によると、香港では住民に対し、シノバックとビオンテックの2社のワクチンの接種が行われ、これまで約2カ月間に120万回の接種が行われた。しかし23人が死亡したことで、接種をためらう住民もいる。

 ただ、公開資料によると、香港のワクチン接種者に占める死者の割合は0.001~0.002%で、英米と同じ。香港当局は、接種を受けるよう住民に呼びかけている。

★参考情報★
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中国CDCトップ「中国製ワクチンの有効率低い」