広東省東部の潮汕地区で干ばつが深刻化している。掲陽市掲東区の双坑ダムなどでは、水位低下で水底が露出。汕頭(スワトウ)市潮陽区内の多くの町村で、3日間の断水と給水を繰り返している。当局によると、昨年10月以降、広東省の降水量は平年に比べて34%減少、潮汕地区では6~7割も減っている。香港メディアの東網が13日伝えた。

 中国本土の11日の報道によると、広東省の潮汕地区を流れる韓江の主要ダムの貯水量は8億1200万立方メートルで、貯水率は36.74%にとどまる。当局は3億3000万元(55億円)を投入し対策を行っている。

 中国の気象部門は7日から、人工降雨作戦を展開し、ヨウ化銀を含むミサイル36発を発射した。14日から、広東省中北部で降雨が見込まれるが、全省には降らず、東部の干ばつは当面続く見通しだ。


★参考情報★
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