22021年4月2日化中国北京市海淀区の政府系の研究機関、中国科学院化学研究所で反応釜が爆発し、1人が死亡した。死者は研究者ではなかった。当局により、調査が進められている。中国のニュースメディア、紅星新聞が伝えた。(写真は東網のサイト画面)

 同研究所は、事故について公式発表していない。ネット情報によると、反応釜が冷える前に開けたところ、爆発が起きた。死亡したのは女子学生だという。

 同研究所は1956年に発足。基礎研究を主体に、国家が急ぎ必要としたり、戦略的に重要なハイテク分野の研究を行っている。研究者ら542人が在職している。

 中国のニュースメディア、網易によると、中国の大学や研究機関では、爆発死傷事故がしばしば発生。18年には、北京の北京交通大・環境工学研究室で大学院生3人が実験中に死亡した。17年3月には上海の復旦大学で学生1人がけが。16年にも上海の東華大学の化学・バイオテクノロジー学科の研究室で学生3人が重軽傷を負った。15年には、北京の清華大・化学科の研究室で研究者1人が死亡した。

★参考情報★
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北京・清華大の研究室で爆発、研究者1人死亡