深セン証券取引所上場の国有化学繊維メーカー、吉林化繊集団(吉林省吉林市)の工場で27日午後9時半ごろ、作業員多数が生産中に発生した有毒ガスを吸って病院に運ばれ、5人が死亡、8人がけがした。証券時報網などが2月28日伝えた。

 吉林市の発表によると、中高圧電気ケーブルで起きたショートのため停電が発生。換気設備が止まり、製造過程で発生した有毒ガスが排出されなくなった。電力供給は午後11時10分ごろ回復し、換気が再開したが、それまでの間、作業員が有毒ガスを吸い込んだ。

 吉林市の環境監督部門が調べたところ、換気設備の回復により、工場内で2次災害は起きていない。工場周辺の大気からは有毒物質は検出されていないという。当局が詳しい事故原因を調べている。

 同社は1960年に発足した老舗メーカー。化学繊維の生産販売が主要事業で、投資や衣服製造、貿易会社など多数の関連企業を傘下に抱える。従業員は計1万3000人、資産総額は175億元(約2900億円)。

★参考情報★
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