遼寧省本渓市の高新技術産業開発区の製薬会社、遼寧康縁華威薬業の工場で8日午前10時50分ごろ、爆発が起き、従業員ら2人が死亡、19人がけがし病院に運ばれた。ニュースサイトの中国新聞網が8日伝えた。(写真は東網のサイト画面)
爆発が起きた際、工場内で原薬の中間検査作業が行われていた。反応釜で爆発が起きたという。警察や消防などが現場に急行して、救助作業を行う一方、原因の究明を始めた。
工場は屋根の一部や壁が吹き飛び、鉄筋が露出。工場周辺は大量のがれきが散乱した。消防などが取り残された作業員らがいないか捜索を行っている。
遼寧康縁華威薬業は2008年11月に発足。原薬と医薬中間体の研究開発(R&D)と生産、販売、輸出を主要事業としている。化学薬、バイオ医薬品などを製造する上海証券取引所上場の大手製薬会社、江蘇康縁華薬業(本社:江蘇省連雲港市)の孫会社。
中国では化学工場の爆発事故が続発。1月には、雲南省曲靖市の電池材料メーカーの工場で「テールガス吸収塔」が爆発し、従業員ら12人がけがした。12月には、黒竜江省安達市の化学品メーカーの工場で、乳化作業用の反応釜が爆発し作業員3人が死亡、5人が重軽傷を負った。
●中国天津の韓国系自動車部品工場で爆発 1人死亡7人けが★参考情報★
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●化学工場で反応釜爆発 3人死亡5人重軽傷 中国黒竜江