22020年12月09日豪 オーストラリア連邦議会は8日、地方政府と外国政府の合意事項が国益に反する場合、破棄する権限を連邦政府に与える新法を可決した。中国のシルクロード経済圏構想「一帯一路」への合意をめぐり、豪ビクトリア州が中国と結んだ合意事項も取り消される可能性が高い。ドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレ(DW)が伝えた。(写真はDWのキャプチャー)

 オーストラリアで人口第2のビクトリア州は、一帯一路への協力で中国と合意書を取り交わしており、連邦政府は、見直す必要があるとの認識だ。フライデンバーグ財務相は「われわれは一貫して反対だった。適切な時に決定を行うことは、疑問の余地がない」と述べた。

 8日可決した新法は、各州政府や地方議会、公立大が外国と結んだ取り決めを審査して取り消す権限を連邦政府に与えた。ペイン外相は「各レベルの政府や公立大学が外国政府と結んだ取り決めについて、わが国の外交政策に合うかどうかを審査する権限を得た」と語った。

 法案が提出された8月、中国外務省の趙立堅副報道局長は「オーストラリアは、一帯一路を客観的、理性的にみるべきだ。両国の交流と協力を妨げるべきではない」と述べ、反発した。

★参考情報★
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