22020年12月09日石 中国国家炭鉱安全監察局の桂来保副局長は8日、山西省太原市で開かれた商談会で、今年中国で起きた死亡炭鉱事故は122件で、死者と行方不明者が224人に上ったことを明らかにした。うち、重大事故は10件で、49人が死亡したという。ニュースサイトの中国新聞網が8日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 副局長によると、昨年に比べ今年は重大事故の件数が50%、死者が44%増えた。最近、大きな事故が続発し、4日には重慶市永川区の吊水洞炭鉱では一酸化炭素が発生して23人が死亡。11月29日には、湖南省耒陽市の江山炭鉱では出水で13人が行方不明になった。9月27日には、重慶能投渝新の松藻炭鉱で一酸化炭素により16人が死亡した。

 副局長によると、年末年始は毎年、炭鉱事故の多発期。国務院(中央政府)安全生産委員会などが6日、緊急テレビ会議を開き、現在の情勢を分析した上で、事故防止のための配置を決めた。

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