22020年11月24日新 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国上海市の上海浦東国際空港で21~22日、職員2人の新型コロナウイルス肺炎の新規患者と確認された。当局が23日、同空港の貨物取扱所と周辺エリアの全職員を対象にPCR検査を行うと発表。影響で大量の旅客が同空港に足止めとなり、一時混乱した。(写真は東網のキャプチャー)

 当局の23日の発表だと、前日に確認された上海の新型コロナ新規患者は4人で、うち3人が地元、1人が海外で感染した。上海で現在治療中の患者は6人で、いずれも同空港がある浦東新区の住民。香港メディアの東網によると、マカオ政府は23日、上海浦東新区からの来訪者に14日間の集中隔離を義務付けた。福建省福州市は21日から、上海浦東新区・祝橋鎮からの来訪者にPCR検査の陰性証明の提出を義務付けた。

 同空港は22日夜、同空港の駐車場に臨時のPCR検査場を設置。大勢の職員が殺到したため混乱が見られた。医療フタッフら540人が23日早朝にかけ、1万7719人の検査を行った。

 上海市当局によると、職員に対する検査の結果、23日午前0時までに、国際物流大手、フェデックス(中国)上海支社の職員1人が患者と診断された。上海浦東新区・祝橋鎮に住んでおり、当局が濃厚接触者17人を特定して隔離した。

★参考情報★
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