22020年9月11日台 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、台湾外務省は10日、中国軍が2日連続、台湾南西部沖の空域で大規模な軍事演習を行い、多数が台湾の防空識別圏(ADIZ)に入ったと発表した。同省は、台湾に対する重大な挑発で、周辺地域の安全を脅かす動きとして中国軍を非難した。(写真はRFAのキャプチャー)


 台湾国防省も10日記者会見で、中国軍が台湾南西沖の海空域で大規模な演習を実施したと発表した。Su30戦闘機、殲10戦闘機など多数がADIZに侵入したほか、演習海空域は最も台湾に近いところで166キロしか離れていなかったという。

 台湾外務省は、ADIZに公然と侵入する挑発は、国際社会への警告だと指摘。「台湾は主導的に争いを起こすことはないが、脅しに萎縮することはない。国軍は防衛の決意を固め、能力も堅持している」とした。

★参考情報★
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