ニュースサイトの中国網財経によると、国家洪水防止・干ばつ対策指揮部秘書長で応急管理省次官の周学文氏は3日、中国各地で今年発生した深刻な水害により、被災者が7047万1000人に上ったことを明らかにした。死者行方不明者は271人だった。(写真は博訊新聞網のキャプチャー)
周次官によると、今年の中国は1998年以来、最も深刻な洪水に遭遇。河川751本で警戒水位を超え、長江、黄河、淮河、珠江の大河と太湖などの湖沼では、一定基準を超え、番号をつけるレベルの増水のピークが計18回を数えた。長江と太湖では深刻な洪水、長江の上流では極めて深刻な洪水が起きた。
また、水害の継続時間が長く、各地で農業、畜産、商工業、インフラなどに大きな被害が発生。直接的な経済上の被害は2143億元(約3兆3000億円)で、平年の平均を27%上回った。
一方で、死者と行方不明者は、最近5年間の平均を49.8%下回った。倒壊家屋は約7万戸で、最近5年間の平均より57.7%低かった。
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