2020年8月5日倒 4日付中国紙・楚天都市報などによると、黒竜江省ハルビン市道里区で4日午前8時55分ごろ「北方金属交易市場」で4階建ての倉庫が突然崩落し、作業員9人が生き埋めになった。(写真は東網のキャプチャー)

 東網によると、地元の警察や消防隊員らが救助作業を行い、午後7時までに4人の遺体を発見した。残る5人の捜索を続けている。警察が所有者と賃借人らを拘束し取り調べている。また、市政府も事故原因の調査を始めた。現場近くの商店主は「作業員が、壁を壊す作業をしていた」と話している。

 ネットメディアによると、以前、倉庫を賃借していた「哈爾濱鳳軍汽車玻璃」の責任者は「危険な建物だと思ったので移転した。もともと平屋だったが、その後、上の階を建て増しした。はりの間が長すぎ床板がたわんでいた」と語った。

 「北方金属交易市場」は、ハルビン市で最大規模の非鉄金属製品の取引所で、2009年5月に開業。建物の床面積は2万6500平方メートル。取引ホールのほか、建材やパイプなど各業者の店舗約300カ所が営業している。アルミ材は樹脂材、内装品などを扱っている。

 中国では建物が突然崩落する事故が頻発している。5月には広西チワン族自治区貴港市覃塘区の木材加工会社の工場が崩落し、29人が死傷。3月には、福建省泉州市で新型コロナウイルスの隔離用のホテル「泉州欣佳酒店」が崩落して29人が死亡した。

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