2020年7月13日汚 中国紙・人民日報などによると、11日午後8時40分ごろ、遼寧省阜新市の「ケイ(気がまえに弗)産業開発区」の下水処理場の加水分解場で爆発があった。有毒ガスが漏れた恐れもあり、付近の住民ら88人が病院で診察を受けたところ2人が軽傷。66人が経過観察を受けている。(写真は百度のキャプチャー)

 爆発により、周辺の民家に窓ガラスが割れるなどの被害が出た。阜新市生態環境局の係官が急行し、処理場周辺を検査したが、水や大気に汚染は見られなかった。遼寧省と同市などが合同の事故調査チーム結成し、事故原因の調査を始めた。

 ネット情報によると、下水処理場について周辺住民は「普段から刺激臭がしていた」と話している。環境対策が不徹底だった可能性がある。

 中国では工場などの有毒ガスの漏出による中毒事故がしばしば起きている。今年6月には、浙江省湖州市呉興区の染色工場で、硫化水素が漏れ、作業員4人が死亡、5人がけがした。

★参考情報★
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食品工場で79人がCO中毒 ロースト食品から発生か 
製紙工場で9人が有毒ガスに中毒 7人死亡、2人けが 広東