2020年6月30日病 ニュースサイトの中国青年網によると、北京市郊外にある河北省雄安新区の安新県政府は28日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、全県を封鎖すると発表した。同県では半月で新規患者13人が見つかった。北京で最近起きた新型コロナ集団感染で、発端となった豊台区の新発地卸売市場の関係者が安新県にいた。(写真は博訊新聞網のキャプチャー)

 安新県の通知によると、県内の団地や村落、住宅地を完全に封鎖。外部から人と車両の進入を禁じ、1世帯1人に限り1日1回の生活物資の買い出しを認めた。

 ニュースサイトの上観新聞によると、北京の新発地卸売市場で6月11日に新型コロナの患者を確認後、安新県を含む雄安新区で患者13人、無症状感染者6人が出た。うち、無症状感染者1人を除いて、安新県の住民だった。患者のうち2人は、新発地卸売市場に魚を搬送したり、水産品店を経営したりしていた。

 ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)は、海外からは、当局が発表した安新県の患者数に対し、疑いの目が向けられていると報じた。
19歳配送員が新型コロナ感染 北京の累計患者256人