2020年6月10日毒 香港メディアの東網によると、中国湖北省武漢市で昨年8月に、新型コロナウイルスの感染拡大が始まっていたとする分析結果を、ハーバード大医学大学院のジョン・ブラウンステイン教授の研究グループが8日、米メディアに公表した。

 研究グループは人工衛星の画像108枚と、インターネットの検索キーワードを分析したところ、武漢市の大規模病院5カ所で、昨年夏から秋にかけ車の数が激増した。また、昨年8月、武漢の住民がネットで「せき」、「下痢」という単語を検索する回数が急増した。

 研究グループによると、うち「下痢」は、新型コロナウイルス肺炎と関係が深いが、インフルエンザの流行期に検索回数に目立った増加はなかった。中国政府が「正体不明の肺炎」を世界保健機関(WHO)に報告したのは4カ月後の昨年12月31日だった。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、リポートは、8月に始まったこれらの変化と新型コロナの関係は確定できないが、武漢市内の華南海鮮市場よりも以前に、他の場所でウイルスが見つかったとする最近の別の研究結果とも合うとした。

 中国外務省の華春瑩華春瑩報道局長は9日の記者会見で「交通量だけを基にこうした結論を出すのは、奇をてらったでたらめだ」と述べた。

★参考情報★
ーーーーーー
中国が新型コロナの患者と死者数隠ぺい 米情報機関