2020年3月24日天 ニュースサイトの北晩新視覚網によると、天津市の天津浜海国際空港で23日午後0時53分に到着した、パリ発北京行の中国国際航空CA934便で、乗客10人から発熱や気道の炎症などの異状がみつかり、救急車で天津市内の病院に運ばれた。新型コロナウイルスの感染の有無につき検査を受ける。(写真は東網のキャプチャー)

 中国民用航空局などが22日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、国際航空便で北京に向かう旅客の直行を禁止し、天津や石家荘(河北)、上海・浦東など12カ所での検疫を義務付けることを通知したため、同便は天津に着陸した。

 CA934便には中国人212人、インドやフランスなど外国人17人が搭乗。着陸前に、乗客7人に発熱の症状があるとの情報が寄せられたため、天津空港の検疫スタッフが防護服姿で待ち構え、救急車4台と大型バス10台を待機させた。

 同便到着後、防護服姿の税関係官が機内に入って調査したところ10人から発熱などの症状が見つかった。10人は係官の誘導で専用通路を通って空港内の隔離区に入り、その後、救急車で病院に向かった。
 その後の調べで171人が「濃厚接触者」と判断され、空港がある天津市東麗区の手配で、指定の隔離場所に送られた。

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