2020年2月26日湖 国家衛生健康委員会は25日、新型コロナウイルスの感染拡大の状況がなお最も深刻な湖北省で、厳しい封鎖を継続する方針を公表した。湖北省の武漢市など各都市からの人の移動を引き続き厳しく制限する。(画面は百度のキャプチャー)

 25日付の湖北紙・湖北日報によると、湖北省トップの応勇・党書記は24日午後、同ウイルスの感染対策本部の会合で、感染拡大の状況はなお深刻だとして、湖北省と武漢市の外部との行き来を引き続き厳しく規制する方針を強調した。

 武漢市では24日、現地にとどまる外地出身者に対し、同市の脱出を認める通知を出したが、まもなく撤回した。応書記は、武漢などと外部との往来を規制する方針を改めて強調した上、生活物資の十分な供給などを約束した。

 同委員会は各地の保険当局に対し、住民を渡航歴や他人との接触歴、健康状態によりリスク別の等級づけを行い、最も高いランクに分類された場合は、指定医療機関などでの隔離治療や自宅での厳重な隔離を粉うよう求めた。

 香港メディアの東網によると、香港政府は24日、湖北省に在留する香港人の帰還のためチャーター機を派遣する計画を発表した。現地に在留する香港人は約450人。ただ、現地の交通状況や住宅地の封鎖などのため、空港までの移動に困難が予想される。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、武漢市などで1カ月続く都市の封鎖について、専門家からは住民らが精神的な問題を抱える恐れがあると指摘する声が挙がっている。

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