2020年1月8日武 湖北省武漢市江夏区の天子山大道地区にある観光施設で5日午後3時半ごろ崩落事故があり、作業員11人が行方不明になった。武漢市応急管理局などが捜索活動を行い、6日午後3時までに全員を発見したが、6人が死亡。5人がけがして病院に運ばれた。ニュースサイトの紅星新聞が7日伝えた。

 江夏区当局は、コンクリートの型枠の支柱が崩れたものと断定。区内のすべての建物建設工事現場に対し、作業を停止し安全確保の状況を点検するよう命じた。

 観光施設の建設事業は「武漢巴登城生態休閑旅游開発」の名称で、敷地面積667ヘクタール(ha)。マンションも造られ、予約販売戸数は2019年に武漢市で2位になるなど、人気物件となっている。

 中国各地の建設工事現場で、作業員多数が死傷する労災事故が頻発している。昨年4月には、河北省衡水市桃城区のマンション建設現場で作業用のエレベーターが落下し13人が死傷。3月には江蘇省揚州市の海底ケーブルの敷設工事現場で足場が崩落し作業員11人が死傷した。


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