2019年12月2日陥 広東省広州市中心部の広州地下鉄11号線「沙河駅」の工事現場で、12月1日午前9時28分ごろ道路が陥没し、道路清掃車両1台と電動バイク1台が転落し、乗っていた3人が行方不明となった。当局が3人の行方を捜索するとともに、原因の調査を始めた。地元ニュースサイトの南方新聞網が2日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 現場は、同市の幹線道路、広州大道と禺東西路の交差点近く。現場ではコンクリートの注入作業が行われている。地下鉄会社「広州地鉄集団」建設本部は記者会見で、現場付近ではさらに陥没が発生、範囲も拡大しており、救出作業が難航しているためと説明している。同本部の責任者は「周辺を固めて一層の陥没を防ぎ、土台ができてから救出作業を全面展開したい」と話している。

 陥没地点の周辺では、道路が閉鎖。車両と住民が避難した。道路、建築物の状況に関して検査が進められている。ガス、水道などの供給が止まっている。地下鉄工事の作業員は全員避難し、けが人ない。

 ニュースサイト新快報によると、陥没した穴は深さ38メートル。転落した3人のうち2人は50歳代の父と20代の息子で、息子は年内に結婚の予定だという。

★参考情報★
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