中国紙・北京日報(電子版)によると、石炭会社、山西省平遥峰岩煤焦集団傘下の二畝溝煤業有限公司の炭鉱で18日午後1時50分ごろガス爆発事故があり、15人が死亡、9人がけがした。事故を起こした炭鉱は、環境保護や労災防止の法規に違反し処罰された前歴があった。山西省政府は、違法操業が事故につながった可能性があると指摘した。
山西煤鉱安全監察局、山西省応急庁などが事故調査チームを立ち上げ、原因を調べている。これまでのところ、多数カ所で同時に採掘が行われている上、通風が悪く、ガスがたまって何かの火花により爆発につながったとみられる。
香港メディアの東網によると、中国では大規模な炭鉱事故が続発しており、今回の事故は最近半年間で5件目。死者は43人に上った。10月には、四川省瀘州市で落盤事故により7人が死傷、広西チワン族自治区河池市南丹県では高温と有毒ガスで11人が死亡。8月2日は、河北省唐山市の唐山鉱業分公司で7人が死亡した。