2019年11月7日韓 米公共放送ボイス・オブ・アメリカによると、中国政府で香港政策を担当する韓正副首相が6日、北京の釣魚台迎賓館で香港の林鄭月娥行政長官と会談し、香港の早急な秩序回復を求めた。(写真はVOAのキャプチャー)

 韓副首相は、最近の5カ月間に、「逃亡犯条例」改正反対の動きが暴力活動に変わり、香港の社会と市民の利益に危害を与えていると指摘。香港政府と警察の職務執行ぶりを認めた上、香港にとって暴力的混乱の阻止と秩序回復は最重要な任務であり、行政、立法、司法の共同責任だと述べた。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国の習近平国家主席も4日、林鄭行政長官と会談し、香暴力的混乱の阻止と秩序回復が、香港政府の現在の第一の任務だと指摘した。

 中国の最高指導層が、香港で人気が低迷する林鄭長官を支持したり、香港警察の職務執行ぶりを認めたりすることは、香港の民意に反している。専門家は、これらの発言が香港の混乱状態をさらに悪化させる恐れがあると指摘した。

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