2019年10月29日四 香港メディアの東網によると、中国共産党の第19期中央委員会第4回全体会議(四中全会)28日、北京市のホテル「京西賓館」で、31日までの予定で開幕した。ホテル周辺は警察と軍による厳しい警戒下に置かれ、周辺道路は封鎖、地下鉄駅も出入口が閉鎖された。公表された議題のうち「国家統治システムと能力の現代化の推進」は異例のもので、内外の注目が集まっている。(写真は東網のキャプチャー)

 台湾・中央社によると、「統治システムと能力の現代化」の議論の結果、党内組織の改編や人事異動が行われるかに海外の注目が集まっている。また、中国経済の衰退、米中貿易紛争、香港の反政府デモについて、どのような言及が行われるかも注目点。香港紙・星島日報は、司法制度改革、ビッグデータの運用、都市の管理なども議題になると伝えた。

 四中全会の直前、習近平党総書記は「一切の活動に対する党の指導堅持を論ず」の書物を出版。2014年に自ら行った「「国家統治システムと能力の現代化の推進は、他国の政治理念と踏襲しない」との発言を引用した。中国紙・光明日報は、この現代化について「絶対に西側化、資本主義化ではない」との解釈を伝えた。

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