2019年5月29日瓦黒竜江省消防救援総隊によると、同省ハルビン市道里区の高層マンション「民生尚都祥園」9号棟16階で、26日午後6時23分ごろ爆発があり火の手が上がった。火災は60平方メートルを焼いて約40分後に鎮火したが、住民2人が死亡した。(写真は星島日報のキャプチャー)

 中国紙・新京報(電子版)によると、当局はガス爆発とみて詳しい原因を調べている。住民の1人は、9号棟では出火時、消火栓から水が出なかったと話している。2018年にも地元紙・生活報が、「民生尚都祥園」の20号棟25階にある消火栓は水が出ないとの暴露報道を行った。

 また、香港紙・星島日報によると、住民の男性1人が窓から逃げ15階の窓枠につかまって救助を待っていたが、間もなく墜落し死亡した。9号棟は32階建て、鉄筋コンクリート建て。消防車17台が出動して消火活動を行った。

 中国では住宅でのガス爆発事故がしばしば発生。昨年12月末には、河北省石家荘市の大学職員宿舎で爆発があり、2人が死亡、4人がけがした。10月には黒龍江省ハルビン市のアパートで爆発があり、住民1人が転落死した。

★参考情報★
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アパートでガス漏れ、爆発炎上 8人死亡、3人けが 吉林
大学職員宿舎でガス爆発 2人死亡、4人けが 河北
アパートで7階でガス爆発 男性1人が転落死-ハルビン