四川省成都市温江区の私立学校、成都七中実験学校小学部の食堂で傷んだ食材を使っていたことを保護者が暴露した事件で、地元当局は17日までに、虚偽情報を流布した疑いで保護者3人を拘束した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。 

 成都市合同調査チームは17日、記者会見で、食堂の食材は検査に合格しており、問題は発見できなかったと発表。虚偽の写真をネットに公開したと指摘した。

 保護者の一部は、調査結果と実体が異なると指摘。児童の健康診断は指定の病院でしか受けられず、項目も制限されているなどと反論している。

 保護者が写真を公開後、同校児童の保護者数百人が13日、温江区政府に押しかけ徹底的な調査を求めたところ、警官隊が出動。トウガラシ・スプレーを噴きかけるなどして鎮圧する騒ぎが起きた。同区政府はその後、調査を約束していた。


★参考情報★
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小学校食堂で変質や腐った食材 保護者が抗議も警察がトウガラシ・スプレー噴射 成都
小中学校で数十人が食中毒 寄宿舎食堂の衛生管理に問題-河北