2019年3月12日西1959年のチベット動乱から60周年の10日、米ニューヨーク市では同市と周辺に住むチベット人約3000人が、キャッドマン・プラザ公園からデモ行進後、国連本部前のダグ・ハマーショルド広場で記念の集会を行った。首都ワシントンのほか世界各地の100都市でも同様の集会が行われた。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が伝えた。(写真はVOAのキャプチャー)

 中国政府は、最近60年間にわたる社会、経済、文化面でのチベット統治の大きな成果を強調している。一方で、チベット自治区の当局は、宗教活動の規制を強化する方針を明らかにした。

 チベット動乱は、中国の統治に反対するチベット人が決起し、当局の激しい弾圧を受けた。ダライ・ラマ14世は3月17日、8万人を伴ってチベットに亡命した。亡命チベット人は、事件が中国の不法占拠に対する抵抗運動だったと称しているが、中国政府は武装反乱だったとみている。



★参考情報★
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チベット動乱60周年 ラサ市長が宗教活動の規制、異例の明言
米大統領が「チベット相互入国法」に署名 中国「偏見」と強く反発
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