2018年12月3日火 雲南省昆明市西山区政府の発表によると、2日午前1時58分ごろ、同区の住宅地「船房社区」で5階建てのアパートが全焼し、8人が死亡、3人がけがした。死者のうち3人は転落死だった。新京報が2日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 アパート周辺は車が多数駐車していて消防車が近づけず、消火作業が遅れた。このため逃げ遅れた住民が建物から飛び降り、死亡したとみられる。消防などが出火原因を調べている。

 住民によると、アパートは地元民が建設し、出稼ぎ労働者らに貸し出していた。周辺はスラム化した地域で、今年9月にも、駐車中の電動二輪車から出火してアパートが焼け、出稼ぎ者ら6人が死亡1人がけがした。

 中国では、出稼ぎ労働者らが犠牲となる火災が頻発。北京市南東部の大興区西紅門鎮で昨年7月、アパートが焼けて住民19人が死亡、8人が重軽傷を負う惨事があった。その後、当局が違法建築撤去と、住民の追い出しを強硬して内外の批判を浴びた。

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