税関総署は23日、広東省広州税関がモルディブから帰国した旅行客1人がジカ熱に感染していたことを確認したと発表した。中国でジカ熱の輸入感染者の確認は今年初めて。新華網が24日伝えた。

 税関総署によると、広州税関は今月19日、広州白雲国際空港でモルディブから入国した旅行客を検査した際、男性の帰国者1人が39.3度の熱を出し、皮膚の発疹や顔の紅潮がみられることを発見した。直ちに検査したところ、21日にジカ熱と確認された。男性は広州市第八病院に隔離され治療を受けている。

 ジカ熱はジカウイルスが原因の急性伝染病で、ネッタイシマ蚊が媒介する。発熱、発疹、関節痛などの症状が出るが、死亡する恐れは極めて小さい。


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