2018年10月2日首中国北京市の航空会社、首都航空の北京発マカオ行きJD5759便エアバスA320型機が8月末、マカオ空港に着陸する際に着陸装置など破損し、広東省の深セン宝安国際空港に緊急着陸した事故で、マカオ民用航空局は28日、暫定的な調査報告書を公表した。専門家によると、事故は深刻で、墜落や機体分解の恐れもあった。南方都市報(電子版)が30日伝えた。(写真は網易のキャプチャー)

 調査報告書によると、事故機は8月28日午前11時15分ごろ、強い追い風の中、同空港の滑走路入り口から300メートルの地点で1回着地した後、600メートルの地点で再度着地した。2度目の着地時、前方の着陸装置が壊れ、破片が飛んでエンジンが2つとも破損した。事故機は深セン宝安国際空港に緊急着陸し、乗員乗客は緊急脱出用のスライドを使い機外に逃げた。乗客5人が避難の際に軽傷を負った。

 専門家は「左のエンジンが完全に壊れていた。このような状況で深センに着陸できたのは、運が良かった」と話している。また、2回目の着地の際、着陸装置が折れており、もっと力が強ければ機体が分解した恐れがあったと指摘した。

 マカオ民用航空局は、折れた着陸装置の検証や飛行記録の分析などさらに詳しい調査を進める方針だ。

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