中国四川省成都市政府の衛生健康委員会は、成都市ヒ(卑におおざと)都区などで7~8日、新型コロナウイルスの新規患者計5人を確認したと発表した。同区当局によると、成都市で新型コロナの新規患者が確認されたのは、今年3月以来初めて。
5人のうち、ヒ都区太平村に住む71歳と69歳の夫婦は7日に新規患者と確認。続いて夫婦の孫の女性(20)、夫婦と同じ太平村に住む68歳と71歳の女性の感染を8日に確認した。
当局は8日午前6時までに、太平村の住民ら2万4598人のPCR検査を終えた。うち2万4053人が陰性だった。患者の周辺の環境についても検査したところ、患者の家庭の物品11点から陽性反応が出た。
成都市当局は、ヒ都区太平村の新型コロナ感染リスク等級を「中」に格上げし、関係者が地域から離れることを禁じた。離れる場合は、7日以内に発行された陰性のPCR検査証明が必要となる。
国家衛生健康委員会の8日の発表では、同日午前0時現在、中国の新型コロナ患者は280人(うち重症者が6人)。累計患者数は8万6646人、退院は8万1732人。死者は4634人となっている。
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