米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、広東に続き上海、北京の一部でも22日、計画停電が行われた。当局は、設備保守のためと説明している。浙江や湖南、広東では大規模な停電が起き、商店などに損害が出ている。
送電会社の国網上海市電力は、22日午前6時半から12時間の停電を予告した。上海の唐家湾路、新河馬路、新河鎮路などの地区。住民はRFAに「停電は郊外で起きており、市中心部では発生しておらず、影響はない」と述べた。 国網上海市電力は、上海の一部地区での計画停電は、計画的な安全点検のため。予告に記載した地区は、停電が発生する可能性がある場所を大まかに示したものと説明している。
ネット上では、上海市中心部の長寧区で22日、12時間の停電が行われるとの通知が出回った。人民網によると、国網上海市電力は、ネットで散布された「停電通知」はデマだと指摘した。
上海市の元教員は「中国が世界貿易機関(WTO)に加盟した2001年末以降、上海で大規模な停電が起きたことはない」と語り、設備の保守が停電の原因とする当局の説明に疑問を投げかけた。
北京でニュースサイト「今日頭条」を通じ、22日午前7時から午後6時まで、市中心部の西城、東城、豊台、昌平の各区での停電が予告された。北京では21日にも予告の上で停電が起きておる。22日の停電地区とは重複しておらず、計画的な停電と見られる。
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