
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、カナダ当局が昨年末、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長を拘束後、中国との関係が悪化。今年6月、中国当局が動物薬「ラクトパミン」の残留や、衛生証明書の偽造を理由に肉類の輸出停止を求めたため、カナダが応じた。
トルドー首相はツイッターで「カナダは中国への豚肉と牛肉の輸出を復活する。中国の農家には良いニュースだ」と発言。さらに、中国駐在の新任のバートン大使やカナダの食肉業界による輸出回復に向けた努力に感謝の意をを示した。
中国とカナダの外交関係が正常化する可能性について、耿副報道局長は「責任は中国側にない」と述べた上、孟副会長を釈放して無事に中国に戻すという、実際の行動で両国関係を正常な軌道に戻すようカナダ側に促したいとした。
★参考情報★
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●山東でカナダ人拘束 違法薬物使用の疑い
●拘束カナダ人のスパイ疑惑報道 孟氏引き渡し審理に報復か
●カナダ、孟副会長の引き渡し審理開始へ=中国大使館が抗議