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タグ:イリ・カザフ自治州

 新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州の当局がこのほど、飲食店に対しイスラムを意味する「清真」の文字の使用を禁じたことが分かった。イスラム礼拝所(モスク)も閉鎖し聖職者を連行したとの情報もある。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

 同州の住民によると、当局はレストランに看板から「清真」の文字を消すように求めた。また、家畜処理の際、イスラム教徒の立ち会いを禁じた。イスラム教の戒律に沿うハラル食品を否定したことになる。住民は「漢族が食べるものを食べろということだ」と話している。

 同州トックズタラ県では、当局がモスクを閉鎖し聖職者を連行した。イスラム教徒の住民は「モスクの三日月のシンボルも取り除かれた。通常の礼拝活動ができなくなった」と話している。 

 同自治区民族宗教事務局は「モスクの閉鎖はしていない」と話している。

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 新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州ドルビルジン県の警察が6~11日、カザフ族約500人を拘束した。いずれもカザフスタンとビジネス上のつながりがある企業関係者らで、銀行口座も凍結された。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)13日伝えた。

 同県の住民は「11月に入り大規模な拘束が始まった。ほとんどがビジネスマンや豊かな人や個人事業者だ」と述べた。拘束された約500人は同自治州のグルジャ市に移送されたという。

 また住民によると、同自治州の銀行は、カザフ族の企業関係者や個人事業者の全口座を報告するとともに、資金の流れを調べるよう上級機関から命じられた。

 台湾中央社によると、アナリストは、今回のカザフ族の大量拘束はテロ対策が目的でなく、同自治区の経済状態が当局の期待を下回っていることと関係があると指摘した。

 新疆は、習近平国家主席が提唱するシルクロード経済圏構想「一帯一路」の重要地域で、大きな期待を寄せられている。しかし2016年の経済成長は全国平均を0.9ポイント上回るだけだった。

 アナリストによると、16年8月に同自治区トップの党書記に就任した陳全国氏が、経済成績の不振とカザフ族の行動を結びつけて説明するため、大量拘束を行った可能性がある。

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