中国安全情報局

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カテゴリ: 経済

 5日付中国紙・環球時報によると、応急管理省は、今年7月に中国各地で起きた水害による被災者は3817万7000人、死者と行方不明者は56人で、299万6000人が避難したことを明らかにした。倒壊家屋は2万7000戸、損壊家屋は24万戸で、直接的な経済上の被害は1097億4000万元(1兆6700億円)に上った。
 
同省によると、7月に全国の広い範囲で6回の大雨が降り、平均雨量は平年の同期に比べ8.8%多かった。長江流域の降雨量は平年の同期より57.2%多く、1961年以降で最多。淮河流域では31.6%多かった

 安徽、江西、湖北、湖南の国の観測所46カ所で7月は、1日の雨量が記録的なものとなり、うち20カ所では過去の記録を更新した。長江中下流、洞庭湖、ハ(番におおざと)陽湖、大湖、淮河上中流の各地で激しい洪水が起きた。

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国土の6分の1が冠水 指導部も食糧不足へ危機感
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2020年8月4日爆 湖北省仙桃市と浙江省紹興市で工場の爆発事故が相次ぎ発生し、計13人が死傷、4人が行方不明になった。(写真は澎湃新聞のキャプチャー)

 ニュースサイトの貴陽網によると、湖北省仙桃市西流河鎮の化学品メーカー、仙桃市藍化有機硅の「ブチルアミド」の工場で3日午後5時半ごろ爆発があり、5人がけがし4人が行方不明になった。約1時間半後に鎮火し、消防などが行方不明者の捜索を行っている。

 中国新聞網によると、浙江省紹興市で2日午前0時05分ごろ、建材会社の浙江裕源建材の工場で、合成樹脂発泡剤「ペンタン」の注入作業中に爆発が発生。2人が死亡、6人がけがした。

 地元当局が緊急態勢を発動して対応し、まもなく鎮火した。工場周辺で大気の汚染は起きなかった。当局が事故原因を調べている。

 北京時間財経によると、同社は2017年にも、会社内でコンクリートミキサー車が爆発事故を起こし、作業員1人が死亡した。

 中国では新型コロナウイルス感染拡大が沈静化し、各地の工場が操業を再開したのに伴い、爆発や火災事故が頻発している。7月末には、浙江省台州市仙居県の大手医薬中間体メーカー、浙江司太制薬の工場で爆発と火災が起き4人が死傷。5月には光学機器メーカーの江蘇省丹陽市の光学機器メーカーで爆燃事故があり、作業員2人が死亡した


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光学機器メーカーで爆燃 作業員2人死亡 江蘇
工場パイプラインがガス漏れ炎上 従業員4人死傷ー内モンゴル
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2020年7月31日食 北米の中国語ニュースメディア、世界日報によると、6月以来の水害で中国の国土の6分の1が冠水し、食糧生産地の多くも水に浸かった。習近平国家主席や胡春華副首相など、中国政府の指導部が食糧不足への危機感を口にし始めた。新型コロナウイルスの感染拡大や米国との緊張激化も、食糧安全保障に影響を与えている。

 当局によると、今年夏に収穫される食糧は前年比0.9%増だが、水害で農地の多くが壊滅的な打撃を受けたため、秋の収穫分は昨年より大幅に減る恐れがある。秋の収穫分は食糧の年間生産量の4分の3を占め、政府に危機感が高まっている。

 胡副首相は27日、「食糧安保省長責任制」に基づくテレビ会合を開き、食糧生産の強化を指示。農地の転用や食糧以外の作物への過度の傾斜が起きないよう、管理の徹底を指示した。習近平国家主席もこのほど、吉林省を視察した際、食糧安全保障に最優先に取り組むよう命じた。

 長江と巣湖に挟まれた安徽省合肥市廬江県は、最近の水害で野菜栽培が深刻な打撃を受けた。野菜の生産量が約8万トン減り、1億4097万元(約20億円)の被害が出た。

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アフリカ豚コレラで豚肉供給減少 8月は価格が5割上昇
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2019年10月7日豚 シンガポール紙・聯合早報(電子版)によると、世界最大の豚生産国の中国で、6月から続く大雨による水害のため、養豚業に深刻が被害が出ている。昨年から流行しているアフリカ豚コレラ(ASF)の感染拡大のリスクも、水害により高まっており、中国人の食生活欠かせない豚の不足が深刻化する恐れが出てきた。

 ブルームバーグによると、水害による養豚業者の被害は、湖北と江西、湖南、安徽の各省で特に深刻。これら各省の豚の飼育頭数は約2000万頭に上る。洪水で養豚場の水没などが起きているが、被害状況は明らかになっていない。養豚業者のほとんどは中小規模で、損失の大きさや資金不足から多くは被災後も豚の補充を遅らせている。経営困難から子豚の投げ売りも起きており、各省の豚の飼育頭数は7月は5月に比べ7%も減少した。

 中国では昨年起きたASFで、豚の半分近くが処分された。蘭ラボバンクのアナリストは、洪水後は感染症拡大のリスクが高まるため、ASFの感染が拡大する恐れがあり、飼育頭数がさらに減るとの見通しを示した。
アフリカ豚コレラで豚肉供給減少 8月は価格が5割上昇
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2020年7月27日江 ニュースサイトの中国網によると、中国水利省は26日午後2時、長江の三峡ダムへの流入量が毎秒5万立方メートルに達したため、同省の基準に従って洪水のピークが形成されたと判断し「長江2020年第3号洪水」と命名した。長江上流部の西南地区などで26日から3日間大雨が予想され、三峡ダムへの流入量は28日ごろ、毎秒6万立方メートルに達するとみられる。(写真はRFIのキャプチャー)

 長江中下流の湖北省石首市以下の流域と、洞庭湖、ハ(番のおおざと)陽湖、太湖と周辺の水系にある観測所42カ所、安徽省の淮河中下流域の王家ダムより下流域でもそれぞれ警戒水位を超えている。三峡ダムの上流域にあたる四川省岷江と大渡河、雲南省の金沙江でも水位が警戒レベルを超える状態が続いている。

 国家洪水・干ばつ対策総指揮部の副部長を務める鄂竟平水利相が26日に洪水対策の会合を開き、長江では3号に続き、今後も新たな洪水のピークが形成される見込みだと指摘。三峡ダムに対し、上流域や下流の洞庭湖などの水位をみながら放流量の調節を行うよう指示した。 

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国の水利の専門家は、今年の長江流域の洪水が1998年の当時と類似性が高いと指摘していている。

 長江日報(電子版)によると、長江水利委員会は26日、長江上流域の寸灘区間、三峡ダムに黄色、長江中下流域のと洞庭湖、ハ(番のおおざと)陽湖のオレンジ色の洪水警報を発令した。

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淮河の王家ダム放流 長江に続き洪水の危機 安徽省が挟み撃ち
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