AFP通信によると、中国訪問中のポンペオ米国務長官は14日、王毅・中国外相との会談後、北朝鮮が核兵器を完全に廃棄するまで国連決議に基づく制裁を継続することに、中国が同意したと述べた。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が同日伝えた。

 シンガポールで12日行われた米朝首脳会談後、中国は制裁緩和を国連安保理に呼びかけた。中国は北朝鮮の盟友で最重要の貿易相手国だが、国連の制裁に合意したため両国の緊張が一時高まった。しかし、金正恩・朝鮮労働党委員長がシンガポールに向かう際は、中国機を借用するなど、緊密な関係が続いている。