2018 年2月27日京セラ 電子機器メーカーの京セラが、中国語ウェブサイトの地図にチベット、新疆、台湾、内モンゴルなどが多くの地域が欠けているとしてネット上で批判を受け、25日、内容を削除するとともに謝罪文を掲載した。中国新聞網が26日伝えた。(写真は中国新聞網のキャプチャー)

 多くの地域が欠けているとネット上で批判が出たのは、京セラの中国語ウェブサイトの「各地の出先機関」のページ。また、世界の拠点の列挙したベージで、台湾が「中国の京セラ」ページでなく、韓国、ベトナムなどとともにアジアの拠点の1つとして掲げられていたことも批判を受けた。

 ネット上では地図について、同社の業務関係地域だけを示しただけで、非難に値しないとして弁護する意見も出た。しかし、販売拠点を示した別の地図では、中国全土が示されているとの反論が出て批判が強まった。

 京セラは「問題発覚後、直ちに関連ページを削除した。今回の事件を教訓に、類似の事件発生を防ぎたい。業務上のミスで、誤解を招き不快感を与えた」などとしてウェブサイトで謝罪した。 

 中国では最近、広告媒体などで問題のある地図を掲載したり、地名表記をしたとして、問題視される事例がしばしば起きている。今年1月には生活雑貨店「無印良品」が、カタログの地図に釣魚島(沖縄県・尖閣諸島の中国名)の記載がないなどとして、当局の調査を受けた。

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