2018 年2月19日チベットチベット自治区ラサ市の世界文化遺産の仏教寺院「大昭寺」で17日午後6時40分ごろ火災があり、間もなく鎮火した。けが人はないもよう。中国は情報を制限しており、政府系メディアが短く伝えたものの、個人によるネット上の書き込みは削除されている。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が18日伝えた。(写真はボイス・オブ・アメリカのキャプチャー)

 香港紙・蘋果日報によると、チベット公安庁は、関連情報をネット上で拡散しないよう呼び掛け、掲載された写真は次々に削除されている。ネット上では「これほどの大火事を、なぜ隠そうとするのか」などと疑問の声が書き込まれている。

 チベットの政府系メディア西蔵日報は、メッセンジャーアプリ「微信」の公式アカウントを通じ、大昭寺が平常通り運営されているとして写真を数枚掲載したが、一部のネットユーザーは真偽を疑っている。火災の被害の実情は不明のままだ。

 大昭寺は1300年余りの歴史を持つチベット仏教寺院。2000年に世界文化遺産として登録された。

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