2018 年2月15日イケア 国家工商行政管理総局は13日、転倒事故を起こした洋服たんすについて、北米では昨年11月末にリコールしたのに中国では未着手だとして、スウェーデンの家具大手、イケアの担当者を呼んで事情聴取を行った。澎湃新聞などが伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 転倒事故を起こしたのは、マルムシリーズの洋服たんす。昨年、米国とカナダで子どもが圧死する事故が相次いだため、リコールした。中国ではリコールをしておらず、地方当局などから不満の声が挙がっていた。

※かつてはリコールしたことがありました。
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イケア、中国でも子ども用たんすリコール
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 同局は事情聴取でイケアに説明を要求。さらに、中国の法律を順守すること、消費者との意見交換を拡大すること、消費者の権利を守ることなどを求めた。

 同局はイケアに対し、2016年にマルムシリーズで同様の事故が起きた時、消費者に約束した内容がまだ有効だと回答。それによると使用を続けたい消費者には、壁に固定するための部品を無償で提供するほか、係員が無料で固定の作業を行う。返品を希望する消費者には代金を全額返金する方針だという。

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