遼寧省錦州市・凌海市で15日午前9時46分ごろ、高層マンションの5階付近の一室で爆発があり、住民1人が死亡、4人が重軽傷を負った。天然ガスの爆発とみられ、消防などが詳しい原因を調べている。16日付新京報が伝えた。

 死者は爆発が起きた部屋に住む、20歳ぐらいの若い男性で、遺体は地上の玄関付近で見つかった。爆発の衝撃で屋外に飛ばされ転落したとみられる。重軽傷の4人は男性と同居する祖父母ら。

 爆発が起きた周辺の棟は、多くの世帯でガラスが割れて落下。半径2キロ以内でも振動が感じられ、商店の一部でガラスが割れるなどの被害が出た。

 中国ではマンション、アパートでガス爆発が頻発。昨年12月には山東省済南市のアパートで5人が負傷1人が行方不明になった。9月には上海市浦東新区の高層マンションで5人がけがした。