台北市郊外の北投区で17日午後1時59分ごろマグニチュード5.7の地震が発生、新北、台北、宜蘭の各市で最大震度3を記録した。震源地に近い休火山の七星山では最近、各所で白いガスが立ち昇るのが目撃されている。交通部中央気象局は、地震と火山活動の関係を示す証拠はないが、可能性はあるとして監視を強めている。聯合報が伝えた。

 北投区で起きた地震としては過去41年間で最大。台北メトロ(MRT)が一時ストップ。その後も減速運転を行った。

 七星山は、大屯火山群の最高峰。経済部中央地質調査所などによると、白いガスは短期的なもので火山や断層の活動と無関係。中央研究院地球科学研究所の研究員も、地震の規模や震源の距離からみて火山との関係は小さいとみている。