トランプ米大統領が18日、政権発足後初の国家安全保障戦略で台湾関係法に基づく台湾への武器供与を明記した。中国は反発しており、外交部の華春瑩報道官は19日、「一つの中国原則」を守るよう改めて呼び掛けた。台湾中央社が19日伝えた。

 台湾総統府の林鶴明報道官は19日、米側から事前説明があったことと、台湾関係法が定めた約束を固く守るとしたことに対し「われわれは感謝の意を表明する」と述べた。

 華春瑩報道官は「一つの中国原則と、米中の共同コミュニケを守って台湾問題を適切に処理し、中米協力の大局を乱さないようにするべきだ」と従来の主張を繰り返し