上海と昆明(雲南)を結ぶ高速鉄道(滬昆高鉄)の貴州省内のトンネルで手抜き工事が行われとの情報が13日午前、ネット上に掲載された。トンネルは、時速300キロで走る中国高速鉄道で最長の橋「北盤江特大橋」の両端にある2本で、現在は水漏れが激しいため列車は時速70キロで走行しているという。中国のメディアを引用して台湾中央社が14日伝えた。

 滬昆高鉄をめぐっては、湖南省の区間で品質基準に達しない設備と材料が使われ、当局から改善を命じられたと別のメディアが報じた。

 貴州省内の手抜き工事の情報は「貴州熱門頭条」と称するメディアがミニブログで伝えた。鉄道会社の中国鉄路総公司内で手抜き工事を伝える内部文書も掲載された。中国本土のニュースメディア澎湃新聞の取材に対し、中国鉄路総公司関係者も事実と認めた。

 ミニブログと澎湃新聞の関連記事は14日午後までに削除されたが、ネット上では情報が相次ぎ転載されている。

 滬昆高鉄は全長2252キロ。中国高速鉄道の中で東西方向では最長。2016年12月に開業した。