中央気象台は20日午前6時、濃霧で3段階の黄色警報の発令を続けると発表した。北京、天津、河北など10省市で濃霧となっており、一部で視界が200メートル以下となっている。中国天気網などが20日伝えた。
 中央気象台は19日、濃霧の黄色警報を発令。大気の動きが不活発なため陝西と華北では21日ごろまで霧が発生しやすくなるとの見通しを示した。

 寒気の影響で、新疆ウイグル自治区北部と内モンゴル自治区東部などで雨や雪が降り気温が4~6度、一部では8度低下した。

 寒気の影響を受けない中国中東部では、気温が一時の季節外れの低さから平年並みに戻りつつある。20日以降、淮河以南の地域では最高気温が20度以上、広東など華南では30度前後に上昇するとみられる。